ハーブ&ドロシー・ボーゲル夫妻は、結婚直後1960年代から現代アートのコレクションをはじめます。夫のハーブは郵便局員、妻のドロシーは図書館司書。住まいはマンハッタンの小さなアパート。ハーブの給料を作品購入にあて生活費はドロシーの給料で賄います。
作品を買う基準はふたつ。
自分たちの収入に見合ったもの、アパートに入る大きさのもの。
当時無名だった作家たちはどんどん有名になり、彼らのコレクションの価値は高まり、メディア等で取り上げられるようにもなり、美術界では有名なコレクターになっていったのです。30年に及ぶコレクションは、アパートの部屋中いたる所に溢れかえり、ふたりは作品のほとんどをワシントンのナショナル・ギャラリーに寄贈します。
映画は多くの作家たちのインタヴューを織り交ぜながら、現在80歳を超えた夫妻に密着し、二人の人生に迫っていきます。
監督はこれが初作品となる佐々木芽生。
上映日 | 2010年10月17日(日) *終了しました |
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時 間 | 第1回 11:00 〜 13:00 / 第2回 14:30 〜 16:30
*開場は各回上映時間の1時間前 |
会 場 | 東京国立博物館平成館大講堂 *会場入り口は、東京国立博物館 西門通用口 |
→ 上映に先立ち「谷中放談」特別編 〜 ハーブ&ドロシーを語る 開催!詳細はこちら
佐々木 芽生(ささき めぐみ)
北海道出身。日本の映画配給会社「東北新社」に勤務後、1987年に渡米。フリーランス・ジャーナリストを経て、NHKでキャスター&ニュースディレクター&レポーターとして、約4年間活躍。1996年に独立してからは、世界40ヶ国以上を取材で飛び回り、数々のテレビ番組の制作に従事。2002年に独自のプロダクション会社「Fine Line Media」を創設。初めて監督とプロデューサーを務めた「ハーブ&ドロシー」が、2009年にニューヨークを皮切りに、全米で公開された。
ニューヨーク在住。
シルバードックス映画祭 観客賞
ハンプトン国際映画祭 ベストドキュメンタリー賞・観客賞W受賞
パームスプリングス映画祭 ベスト オブ フェストに指名
フィラデルフィア映画祭 観客賞
プロビンスタウン映画祭 ベストドキュメンタリー賞