art-Link ueno-yanaka2009art-Linkとは?<art-Link 上野-谷中>は、美術の森・上野とそれに隣接する谷中・根津・千駄木をアートを媒介としてつなぐイベントです。 美術館、ギャラリー、アーティストなどの団体や個人が連携し、毎年秋にそれぞれの企画を持ち寄り、共同で開催しています。美術館、博物館で開催される大型展から現代美術のギャラリーでの展示、そして店舗、住居、アーティストのアトリエ、寺社を舞台にしたパフォーマンスやワークショップまで、多彩なラインナップが揃います。観客は<art-Link>のマップを手に、町歩きを楽しみつつ、さまざまなアートの拠点を見てまわることができます。
1997年にスタートした<art-Link 上野-谷中>は、今年で13回目を迎えます。私たちは、個人のアーティスト、企画者、ギャラリー、美術館といった立場の違いを越えて連携し、共同のプロジェクトを立ち上げることで、地域密着型のアートイベントの新しいかたちを生み出しました。 しかし、当時、先駆的だったこのようなイベントはいまや全国各地で見られるようになりました。市民による地域型アートイベントがまだ珍しかった発足当初からすると、すっかり隔世の感があります。マップ片手に町を散策しアートの拠点をたどるというスタイルも当たり前のものになりました。
谷中・根津・千駄木は、今では特定のシーズンでなくとも日常的に散策を楽しむ人々が見かけられ、下町の風情を味わえる身近な観光地として賑わっています。そのような環境のなかにアートがあることも、違和感なく受け容れられているようです。 このように市民と地域とアートの親和的な関係は、<art-Link 上野-谷中>発足の当初に目指されていたことに違いありま せん。その意味で<art-Link>の試みは一定の成果を得たといえましょう。
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